ビジネスモデル・ジェネレーションはこんなに楽しい

昨年の第6期マーケティングカレッジから「Business Model Generation:以下BMGと略す」をベースにした講座に切り替えた。予想通り素晴らしい内容で受講者からも高い評価を頂いた。
このBMGの内容を簡単に説明しよう。
ビジネスモデルを構築するための視点が9つ紹介される。

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ISOは科学的アプローチをすすめる(2)

『プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える』(アネット・シモンズ著 海と月社)は良書だ。この本を手にした理由は「ビジネスモデル・ジェネレーション」(アレック・オスターワルダー&イヴ・ビニョール著 SHOEISHA)に感化を受けたからだ。タイトルをみて難しい本と思わないで欲しい。要は「ストーリー」「ストーリーテリング」ということ。今日、有能なビジネスマンに会った、初対面である。彼は、ビジネスマンとしての生い立ちを、ものの数分で述べ、我々から幾つもの質問を受けた。その分で、彼のストーリーテリングは成功したと言って良い。この稿で言いたいのは、実はISO9001もストーリーテリングであるということだ。 Continue reading

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ISOは科学的アプローチをすすめる(1)

2015年にISO9001が大改訂を行う。大いに結構なことです。本稿は、当たり前のことながらISOは科学的アプローチを推奨していることを再度述べようと思う。だから科学なるものを我々も承知していなければならいのだが、実際のビジネスは非科学的な接近が多すぎる。暖簾をかき分けながら入ってきたサラリーマンが、さんざん上司の悪口を言って、肩組んで出ていく姿は、今は懐かしい風景だが、このような非科学的接近は結構、散見する現象だ。これを否定するものではない。それはそれで本人はスッキリするのだから。しかし、そこで彼らが述べた“問題”が解決された訳ではないだろう。だから、この問題を解決する意思と方法が必要だと思う。それが科学的アプローチのすすめだ。 Continue reading

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賃金コンサルティングのすすめ

1.賃金水準分析群馬県で活動する賃金コンサルタントの中で、きちんと賃金水準分析を行っているのか疑問を感じるケースに出会うことがある。私は、体系をいじくり回す前に、自社の賃金水準をしっかりと把握することをお勧めしている。 Continue reading

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賃金コンサルティング導入に際して知っておくべきこと

私は、日本経営者団体連盟の地方組織に在職した。当初は調査担当として、県内企業の賃金や労働条件調査を行い、後半は教育訓練担当として、教育訓練に関わる企画・運営を行った。この経験がコンサルタントとして成立するバックボーンになっている。 Continue reading

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科学的思考と論理的思考とシステム思考

ここに「すべてのアメリカ人のための科学」(1989年 米国科学振興協会)という少し厚めのレポートがある。日本語版は2005年に発表された。このレポートの存在は驚愕であった。決して大袈裟ではない。1980年代日本経済はアメリカを席巻した。その源に、QCサークルル活動があること。デミング博士がいることをアメリカは認める。(「国際競争力の再生」吉田耕作著 日科技連に詳しい) Continue reading

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新たな「能力開発」を提唱する 2

先に、TWIやQCに代表される「改善アプローチ」と、ISOに代表されるような「ビジネス改善モデル」の違いを説明した。この違いについては「ISO9001 有効活用のためのビジネス改善ツール」(2005年 Steve Tanner著 平林良人翻訳 日本規格協会)に従った。1990年以降、経営権理論が大きく変わったように、能力の定義も微妙に変わってきている。次項ではその辺も詳しく見ることにする。
CRI中央総研は「人事の時代」を標榜して、年2回ほど公開セミナーを開催している。人事担当者の方に一番留意頂きたいのは、ともすれば陥りやすい「パッチワーク的な研修体系」から、「経営、人事全体を見渡した体系的な能力開発」を再構築する必要性を是非ご理解頂きたいと考えている。以下に、検討いただきたい諸点を列記する。 Continue reading

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新たな「能力開発」を提唱する 1

時代が変わると時代が期待する能力も変わる。従って、能力開発のアプローチ技術も変わらなければならない。1990年を境に、従来の「改善アプローチ」に加えて、ISO9001に代表されるような「ビジネス改善モデル」が登場した。今や、組織の成熟度に合わせながら、事業改善モデルと事業改善アプローチをうまく組み合せて、俊敏で創造的な組織の実現をめざす必要がある。国際化とIT化と呼ばれる得体の知れない変化の中で、Japan products & Japan Qualityを復活させるためには、組織の成熟段階に見合ったコンサルティング支援が必要であろう。コンサルタントの新たな課題であると考える。 Continue reading

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