起業家塾1月例会「職人仕事の完璧主義者 イチローと次郎」
企業家塾1月例会を1月16日、群馬ロイヤルホテルで開きました。株式会社マスヒロジャパン代表取締役の山本益博先生に、「仕事職人の完璧主義者 イチローと次郎」と題して講演していただきました。
日時 平成29年1月16日 午後6時00分~
場所 群馬ロイヤルホテル 9階「ガーデニア」
講師 山本 益博 氏
仕事職人の完璧主義者 イチローと次郎
■主な内容
仕事職人「イチロー」
・プロフェッショナルの仕事をいただくというのは、プロの気持ちもいただくということ。「おいしいものをたべる」のではなく、「おいしくたべる」。
・2004年にイチローに会えたときに、ずっと聞きたかったこと。
①「ヒットを打ったときに必ずヘルメットを人差し指で触る」(→隙を見せないようにするためのリセット)
②「打席が終わるたびに、バットを見るのはなぜか」(→ヒットを打ったあとにボーイが触っているので、自分のものに取り戻すため)。
③「イニングごとにロッカーに消えるのはなぜ?」→次の回の守備が長いと困るので、準備のためにアンダーシャツを変えていた。
④「カレーが好きなのか」→遠征の時には、チェーン店のピザを食べる。なぜなら、いつもと同じ事をすることで体調がおかしくなったときの原因が分かりやすくなるから。カレーが好きなわけではない。
⑤自分はプロなので、ただ正確にキャッチするのではなく、美しく取りたい。正面からではなく、斜に構えて。
完璧主義の「次郎」
世界で最も予約の取れない1軒の寿司屋、「次郎」。やっていることがピカイチ。今年90歳の現役。次郎氏の台詞、「教わったことをやっているだけで、新しいことをなにもやっていないのは、見習いと同じ。新しい工夫を加えないと一丁前として世間に出ていけない」。顧客の時間に併せて準備している。
毎週土曜日、講師に連れられて、多くのお店で食事を体験し学習を続けた。自分で課題を見つけてチャレンジする人で、すごい人だなと思った。完璧主義。準備が大切、やっていることには意味があるというのがイチローと次郎の共通点。
次郎氏だけでなく、中で働いているスタッフもやらされているのではなく、自分たちで考えてやっている。