第2回なぜなぜ分析セミナーを下記により開催し、多くの方が熱心に受講されました。
日 時 平成27年10月8日(木)10時~17時
場 所 群馬県農協ビル10階第1会議室
1.はじめに
なぜなぜ分析とは…発生している悪さ・現象の原因を、論理的に検討・追究して、ねらいとするもの(再発防止対策)を導くための分析手法 理詰めで考える。話の筋が通るかで考える。
なぜなぜ分析が上手く行かない理由
・課題を見極めずに、なぜを考え始める
・観点を決めつけから、なぜを考え始める
・話の順序・つながりを飛躍して、なぜを考える
・曖昧な表現を使う
・現場・現物を見ず、机上で考える
2.なぜなぜ分析を始める前のポイント
●課題の周辺状況・発生環境をしっかり調べる
レイアウト図 位置関係 業務フローで情報の流れを確認するなどいきなり分析を始めない
3.なぜなぜ分析を実施する時のポイント
(1)要因の漏れをなくす
(2)あいまいな表現をなくす
(3)定量的な表現を入れる
(4)並列のなぜは並び順をよく考える
(5)逆に読んで話が通るかを確認する など
4.人為的ミスの分析を進める時のポイント
(1)個人の心理的な部分には踏み込まない
(2)「作業単位」と「動作単位」で分けて分析する
(3)やらなかったのか、間違ったのか分析する
(4)「やらなかった」について5つの観点で分析する
(5)間違ったについては4つの間違いがなかったかで分析する など
5.特性要因図
特性要因図とは・・・特性(工程の結果や仕事の結果)と、それに影響を及ぼすと考えられる原因との関係を示した図 QC七つ道具の中で唯一言語データのみを扱う
系統立てて要因を掘り下げていける
6.なぜなぜ分析を用いた改善の手順
(1)対策とは
(2)着想の定石12
(3)対策の優先順位をつける
(4)対策の計画を立てる
(5)効果の確認
(6)標準化と管理の定着
7.演習1・2(個人研究)
8.演習3(グループ研究)