この9月に改定となったISO9001。今回の改定はある意味大きな改定で、いままでの「こうすべき」ではなく、モデルとして各社の実情に合わせて構築することを求めています。そこで群馬ISO機構 顧問 福丸典芳氏をお招きし2日間にわたる研修を開催いたしました。
【ISO9001規格解説セミナー】
日 時 平成27年10月22日(木)9時半~17時
場 所 群馬産業技術センター
ISO 9001解説セミナーカリキュラム
日 程 内 容
9:30~10:30 ISO9000解説 基本概念、品質マネジメントの原則、主な用語
10:45~12:00 ISO9001解説 プロセスアプローチ、リスクに基づく考え方
箇条4 組織及びその状況の理解
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:30 ISO9001解説 箇条5 リーダーシップ、箇条6 計画 箇条7 支援
14:45~16:00 ISO9001解説 箇条7 支援、箇条8 運用
16:10~16:50 ISO9001解説 箇条9 パフォーマンス評価、箇条10 改善
16:50~17:00 質疑応答
【GAP分析対応セミナー】
日 時 平成27年10月23日(金)9時半~17時
場 所 前橋 アニバーサリーコート ラシーネ
福丸先生が開発された改定支援ツールでGAP分析とその対応の仕方を学びました。
4.1組織及びSの状況の理解
環境分析⇒問題(事実 例「クレーム○件」)
⇒課題(これをどうしようか 例「クレーム対応をどうするか」) +MS上の課題
⇒監視・レビュー 例「クレームの発生状況の監視・測定・評価」
4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解
⇒ニーズ・期待(例「品質の良いもの 品質不良はあってはならない」)
6.1リスク及び機会への取組み
6.1.1
①アプローチ取組みを決める(こうしよう
例「原因分析し再発防止を図ることで、クレームを削減する」)
⇒リスクと機会(取組みに当たって考えられるリスクと機会
(リスク:例「実態を隠されてしまう・原因分析力が弱く、再発防止につながらない 分析手法がない」)
(機会:例「品質が良くなりクレームが無くなる コスト低減で利益率が向上する 顧客の信頼度が上がる」)
⇒評価(発生頻度・重要度
(例「原因分析力が弱く、再発防止につながらない」)
6.1.2
⇒取り組むことにしたリスクの計画化
リスク:「原因分析力が弱く、再発防止につながらない」
例 ①なぜなぜ分析の学習・問題解決手法の学習 ②実施 ③有効性評価・・・いつ・誰・が何を・・・
※該当するプロセスは何か ⇒8.1
6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定
6.2.1
以下、品質目標とするときもある
⇒品質目標(例「クレーム削減 前年比半減させる」)
⇒計画(いつ・誰・が何を・・・例「①なぜなぜ分析の学習・問題解決手法の学習②データ分析 ③原因分析 ④対策実施 ⑤有効性評価
⑥手順書の作成・周知」)
※該当するプロセスはどこか ⇒8.1
以上