日時 平成29年10月17日 午後6時00分~
場所 群馬ロイヤルホテル 2階「まゆだま」
講師 黒田 達也 氏
今回は、事業創造大学院大学・副学長の黒田達也様に、「経済産業省の最新政策と企業における事業創造」をテーマにご講演をいただきました。
まず経済産業省の政策についてのご説明があり、「6月頭の経済諮問会議が出す基本方針の資料を読み込めば、予算がどこに盛り込まれるかがわかる」とのこと。「経済財政運営と改革の基本方針2017」いわゆる「骨太の方針」や、「未来投資戦略2017」いわゆる「成長戦略」についてご紹介を頂きました。「成長戦略」に盛り込まれている「データサイエンティスト」について「東京に集中しており、その東京でも人手が不足している状態。地方ではデータサイエンティストがますます求められると考えられる」と話されていました。
また注目すべき経産省関係資料として、次官・若手プロジェクトの「不安な個人、立ちすくむ国家」が公表されており、140万を超えるダウンロードをされています。そのなかで、「①一律に年齢で「高齢者=弱者」とみなす社会保障をやめ、働ける限り貢献する社会へ」「②子供や教育への投資を財政における最優先課題に」「③公の課題をすべて官が担うのではなく、意欲と能力がある個人が担い手に」といった提言がなされています。
次に事業創造については、ロビー階から最上階までのエレベーターの中で2分間行うプレゼンテーション「エレベータ・ピッチ」を紹介していただきました。プレゼンテーションでは、①どんな課題(問題)を解決しようとしているのか?②あなたの製品・サービスは、その問題をどのように解決するのか?の2点が重要な要素とのことです。参考としてスティーブ・ジョブズがiPhoneのプレゼンテーションを行った際の動画が放映されました。