こんなことになっていませんか?
ISO 散見される問題とその対策
現状の問題 | 対策 |
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1.品質マニュアルが規格要求事項の文章そのままになっている 2.マニュアルには具体的なことが書いてなく、規定に飛び、その数が20近くにもなっている 3.上記理由により、現場でマニュアルなどを殆ど見ることがなく、使われていない |
⇒我が社の品質マネジメントシステムはどうあるべきか、成果を出すためにはどうすべきか、現場が使えるようにするにはどうすべきかを考え、文章並びに仕組み自体を見直す必要があります。 |
4.構築時に大企業のモデルそのままに導入してしまい、仕組が企業の管理レベルからして過剰に。 結局、ダブルスタンダードに | |
5.何でも記録を取るようになっており、取ることが目的になってしまっている | ⇒必要以上の記録を見直すと共に、様式もシンプルに。ノートで十分なものはノートに切り替えていきます。 |
6.なんとか良い仕組みをと考えているが、どこまで変えてよいのか分からず、結局構築時のままで行っている | ⇒自社の品質マネジメントシステムが成果を出すためにはどうすべきか、現場が使えるようにするにはなど、仕組み自体を見直す必要があります。 |
7.各プロセスを定義しておらず、規格の言っていることとマニュアル・現状が一致していない。 ⇒プロセスアプローチになっていない ⇒プロセスごとにPDCAを回し、成果を出すための仕組みになっていない |
⇒ISO9001の原点に戻り、プロセスを明確にし、PDCAを回すことを大切さを理解した上で、自社のプロセスの再定義とその実践が必要です。内部監査もプロセスアプローチ監査に切り替えます。 |
8.経営とは別にISO9001の仕組みがあり、現場も経営とISOは別だと思っている。 | ISO9001は「品質」は「クオリティ」であり、ほぼすべての経営の仕組みを含んでしまいます。従って「品質」とは「経営」そのものであると再定義し、現状やっていることをマニュアルにしていくことが必要です。 |
9.PM活動やTQM、QCサークルなど、管理活動がISOとは別に動いている | 目指すところは同じであり、ISO9001のQMSに取り込み、一体感を持って行うべきです。 |
10.ISO9001とISO14001などのMSが別々に仕組化され、しかも事務局が別々に現場は2重の負担になっている |
ISO14001が「環境経営」を目指すほど、ISO9001の目指すところと一致化してきます。 単にマニュアルを統合するというだけでなく、本来のMSにISO9001を統合化し、更に14001を取り込み、経営全体として統合していくことが求められます。 |
当研究所は上記の諸問題の解決を「MS統合化・シンプル化コンサルティング」で積極的に支援致します。
MS統合化・シンプル化コンサルティング
もっと経営に役立つISOにするために
イ.経営との統合化、背骨の強化を図ります。
ロ.マニュアル・規定類を見直し、シンプルで分かり易いモノに改訂します。
ハ. 品質と環境、2つのMSを統合します。
MS統合化・シンプル化コンサルティングプログラム(例)
会合 | 主な内容 |
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第1会合 自社MS診断 |
自社のMSを診断し、統合化・シンプル化の目的・目標を設定する ・品質・環境ISOの本質的理解を ・自社のMSを診断する |
第2会合 製品実現プロセスの定義 |
プロセスアプローチの導入 自社の製品実現プロセスの定義 製品実現の各プロセスの定義(FC化) |
第3会合 環境統合化1 環境側面抽出法 |
環境ISOの本質的な理解 品質ISOと環境ISOのMS統合の仕方 プロセスアプローチによる環境側面の抽出・著しい環境側面の決定法 |
第4会合 運営・資源の運用管理プロセスの定義 |
方針・目標管理のプロセス定義(計画化) 人的資源の管理プロセスの定義(計画化) インフラ・作業環境管理プロセスの定義(計画化) 文書・記録の管理プロセスの定義(計画化) |
第5会合 環境統合化2 |
関係法令の把握と管理プロセスの定義(計画化) 緊急事態の対応プロセスの定義(計画化) その他、品質ISO運営管理プロセスとの統合など |
第6会合 シンプルなMS統合マニュアル作成 |
モデルマニュアルに基づき、シンプルなMS統合マニュアルを作成する(第1回) |
第7会合 シンプルなMS統合マニュアル作成 |
同上(第2回) 運用開始の準備とスケジュール |
第8会合 シンプルなMS統合マニュアル作成 |
モデルマニュアルに基づき、シンプルな統合MSマニュアルを作成する(第3回) |
第9会合 内部監査・MRへ |
内部監査レベルアップ プロセスアプローチ監査の方法 最終チェック |