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セミナー2019/05/09

【報告】第4回トップ・マネジメント・セミナーを開催しました。

株式会社CRI中央総研は4月25日、前橋市内のホテルで第4回トップ・マネジメントセミナーを開催しました。講師はチェンジ・エージェントの江口潤氏で、テーマは「変革時代の問題解決アプローチ システム思考のすすめ」。江口氏は「システム思考」の有効さをゲームを交えながら講演されました。要旨は次の通りです。

※システム思考…要素・できごとでなく構造としてとらえ問題解決をする考え方。
※学習する組織…複雑な状況変化に対応するため、全体のビジョンを共有するメンバーが自発的に考え行動していく組織のこと。

■システム思考
システム思考は複雑・不確実な状況下において大局・全体像・根本を見るものの見方・思考法です。氷山モデルにたとえると海水面の上に見えているのができごとで、その下に隠れている大きなものが行動パターン→構造→メンタル・モデルとなります。メンタル・モデルとは私たちの心の奥に根差した世の中の前提、一般理論のことで、成功体験に根差すことが大半です。このため世界観が固定化される側面もあります。システム思考では「一歩離れる」「多様なメンバーと話す」「共通言語、ツールを持つ」ことが必要です。
■動的にとらえ、つながりに注目
ロジカルシンキングは、要素を明確にして理解を深める一方で、要素間のつながりが生み出す効果を的確にとらえることを難しくする場合もあります。システム思考は現実を動的にとらえ、つながりに注目するので、ダイナミックな複雑性(時の経過とともに進む相互作用から生まれる複雑性)に対して有効な思考法です。
■全体を見る
経済環境が複雑になると、個人が優秀でも1人では結果が出づらい状況も発生します。こうした背景では、1人で何とかしようとすることで孤立感を深め、周囲に助けを求められない悪循環に陥るでしょう。そうならないためにも、現象面だけでなく全体を見ることが必要です。どんな相互作用があるのか。それを探求する思考法がシステム思考です。